コラム

私が加虐に目覚めた日。初めてのSMをくれたマゾ『M』の話。あなたの初めては、誰ですか?

今ではフリーでイベントやサロンにてSMを楽しむ私ですが、SMに足を踏み入れたきっかけはある1人のマゾ。今回は、私が今ほどにSMを愛するようになった「マゾとの出会い」についてお話させてください。

彼がいなかったら今の私は無いんだろうなぁ……と思えるほど、やっぱり私にとっても「初めての相手」って特別なんです。(・ω・*)これを読んでくださるあなたも、誰かの初めてになる日が来るのかしら?

元々私、SでもMでもどっちでも良かった。

どっちでも良かったんです。当時23歳くらいでしたかね。むしろ、責められる方が好きでした。痛い思いをするのが好きだったので……どちらにしても「特別な時間」「非現実的な時間」を体験できればそれで、という気持ちでした。けれどSとして参加することはほぼありませんでした。デパートメントHに行って、なんとなくマゾを叩いたりして。悦ばれるけれど「これがしたい」とはピンと来なかったんですよね。

イベントと言えばデパチにしか行ったことが無かった私の元に、ある日「少しお話できませんか?」とDMが。それが私の初めての人、マゾ男性「Mとの出会いでした。今思えば、自分の素性も名乗らない・どこで私を見かけたかも言わない、というDMマナーの無い子でした(笑)。ですが、私自身SMにおけるそのようなSMは初めてだったので最初から気分はノリ気味でした。ほらやっぱり、未だ見ぬ世界ってワクワクするし。

Mを選んだ理由

Mからの要望は「踏まれたい」「ボコボコにされたい」。SMというと鞭、聖水、アナル……と漠然と専門的な世界であることを想像していたのですが、この要望なら「私にもできそう」だと思ったんです。現にMは今までも素人の女性とのプレイを何度かしてきたことがあるようでしたし「不安であればホテルではなくてもカラオケでも問題ありません」「(私)さんの行きやすい場所に伺います」とのことだったので、「初めてのSM」には安心感のある相手かなと思いました。

あとは彼のツイートを見るに、今までにも多くの人数の女性に踏まれている写真などが実際に掲載されていたり。出会い目的だけの捨て垢ではなく「SMを楽しむためのアカウント」として継続的な痕跡があったので信用をした、というのもあります。当時はM以外に比較する相手がいなかったのも大きいとは思いますが、この辺りの判断基準は今でも持っています。

そして日付を決め、ようやく初対面……。

今でも忘れません、真昼間の大宮駅前。人通りも多い冬の日。少し早めに着いた私に向かって、ポテポテと走ってくる小柄な男……ぽっちゃり、低身長、黒縁の眼鏡、少し荒れた肌、オドオドした表情。彼がでした。正直最初は、私の頭の中に描いていた「マゾ像」とピッタリ合致したので内心笑っちゃいました(笑)。

見るからにモテなさそう、冴えなさそう、頼りなさそう。例えるなら「豚ちゃん」。でも彼は最初からとてもとても礼儀正しかった。だから驚いたんです。緊張してたどたどしくも「寒い中お待たせしてすみません。じゃ、じゃあ、行きましょうか。あっ、カラオケ……ですよね?このへんにありますかね……?」と、やや空回りしつつも一生懸命にエスコートをしようとしてくれるM。

SMは初めて、ましてやネットで出会うのも初めて。そんな私でしたが直感で「あ、私、アタリを引いたな」と思いました。出会い頭にプレゼント(百貨店のバウムクーヘンでした)を渡してくれたことも嬉しかったですが、それも含めて「私を不安にさせないように頑張ってくれている」姿に可愛いな、と素直に感じたものです。できる・できないじゃない。「やろうとしてくれている」その事実に、安心感を覚えたんですよね。

そして始まるサンドバッグタイム。高揚。

入ったのは駅から徒歩6分程度のカラオケチェーン店。一旦飲み物を飲みながら改めて「どんなプレイがしたいのか」を話し合います。そしてMの本職はリラクゼーション勤務だということで、足をしっかりとほぐしてもらいます(自前の足湯付きで!)。普通に上手い。足フェチ+奉仕精神=リフレクソロジー、ってもうそれ天職では?とは言えよくほぐれた足ですが、もうすぐに疲れることになるのは当たり前。

まずはMを四つんばいにして、腹を踵で蹴り飛ばします。「うっ」という低い声ですが、なんだかその演技がかった言い方がムカつく。「痛がって差し上げている」という態度を改めたくて、背中に踵を強く落とすとボコッ!と良い音がしました。そこで初めて演技ではなさそうな「ウゥッ……」。その時私はようやく気付いたのです。「あ、手加減しなくていいんだ!」。

華奢な体と非力な脚力ですが、持ちうる限りの力を使ってMを蹴り飛ばしていきました。時には尻を、腹を、背中を、踵で、つま先で、甲で。その度に少しずつMのうめき声が低く、そして吐息混じりになっていくのを感じながら高揚していました。私、人間をサンドバッグにするのは初めての経験だったのですが……あまりにも楽しい、というか、スカッとする。普段社会生活でできないことを解放させるってこんなに心地良くなれるものなんですね。

暴行、根性焼き、靴舐め。加虐ってこんなに楽しいのか?

何より、暴力を振るうというアンモラルなことをして「ありがとうございます」と言われることへの非現実感が尋常じゃない。あとは私が今までなまじマゾっぽい部分があったので、「自分がされたいこと」をしてあげることへの気持ちよさがあったんです。これも1つの奉仕精神かもしれないと思っていて、今の自分のSMスタイルに繋がっています。

防犯カメラには映っているはずなので、店員さんが来ないかちょっとビクビクしながらMに暴行を振るう私(笑)。最後は再びMを四つんばいにさせて、煙草の灰を背中に落としながら、もちろん押し付けてあげます。「グウッ!」という短い叫びの後に「っはぁ……」と息を漏らすM。可愛いと思ったものですよ、本当に。私の加虐を目覚めさせたのはコイツなのです。

最後にお水で軽く背中を流してから、おしぼりで焼き痕をポンポンと押さえてあげました。これもまた初めての経験ではありましたが、自分で付けた傷を心配してあげるのって何て気分がいいことか!Mに私のムートンブーツの靴底を舐めさせながら、自らの中に生まれた加虐と光悦に思いを馳せていました。

最初がMで良かった!加虐と出会わせてくれてありがとう。

そこからです。私が「S」としてイベントやサロンに顔を出すようになったのは。今までは「ちょっぴり変態的な願望のある、マゾっぽい女」でした。ですがMとのプレイを通してからは「可愛いマゾにお仕置きとご褒美をあげたい、スイッチャー女」になったのです。今の私もまさにこれ。そして多くの場合、私はS女性として彼らの前に現れます。

今までも様々なマゾとの時間やプレイを過ごしてきましたが(スカトロやアナルなどはまだまだですが……!)、私は今でもMを越える「サンドバッグ男」に会えたことがない。最初にプレイをしたMがあまりにも痛み耐性が強い優秀マゾだっただけに、その後のSMライフにおいても求めるものが多くなってしまったのが唯一残念なことです(笑)。

でも、彼に最初に会えて良かったとだけは間違いなく言えるんです。礼儀正しさ、一生懸命さ、そして素人相手に求めるプレイのバロメーターの繊細さ。まだまだMを超える素晴らしいマゾに私は会えないでしょう。そしてMだからこそ私は今、加虐の世界を楽しく自由に歩めているのだと思います。

まとめ~「初めて」を大事にね♡~

いかがでしたか?私の初めてのSMについて今回はお話をさせていただきました。完全に自分語りとなってしまい、すみません(-ωー*)

このブログでも何度か書いている通り「初めて」って本当に大切なんです。あなたの初めてがあるように、S女性にとっても初めてがある。その時間をより素敵で思い出深いものにできるように、ホスピタリティーを持って善処していってくださいね

今回も最後までお読みいただきありがとうございました更新情報をお知らせさせていただくTwitterも宜しくお願い致します!→@SM_Romantica